桜の聖母学院中学校・高等学校

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NEWS

長崎平和公園、原爆資料館に行きました。

今年は原爆が投下されてから70年になります。原爆で犠牲になった方々のため、そして戦争で犠牲になったすべての方々のために黙祷と祈りを捧げました。また、私たちが平和な世界を作る責任を持っている自覚を新たにするため、「平和を求める祈り」唱えました。
「主よ、私たちをあなたの平和の道具としてお使いください。憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところにゆるしを、分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、誤っているところに真理を、絶望のあるところに希望を、闇に光を、悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください」
祈りの言葉ひとつひとつに、気持ちを込めて唱えました。
平和公園でのセレモニー後、原爆資料館を見学し、被爆体験講話をお聞きしました。
講師の城臺美彌子(じょうだいみやこ)さんは、爆心地から2.4km離れた場所で被爆されました。女性の視点、そして、母や子供など家族の視点から原爆体験を語ってくださいました。情感のこもったお話に心を動かされ、涙をこぼしながらお聞きしました。若い皆さんと共に、長崎を原爆による最後の被爆地にしたい。戦争をせず、平和を作るために、みんなで一緒に頑張りましょうという力強いメッセージをいただきました。
講話後は生徒を代表し、佐藤真咲さんが感謝の言葉を述べました。以下、全文です。
今日は、私たちのために被爆体験を話してくださり、ありがとうございました。手作りの地図などを使った説明はとても分かりやすかったです。今回お話をお聞きし、自分の目の前で家族が亡くなっていく体験を70年前に多くの人がしていたと思うと、心が痛くなりました。戦争は誰も幸せにならないもので、心に深い傷を負わせるものだと改めて実感しました。そんな辛い経験をしても強く生きて、今もこの長崎で生活している方々を、私はすごいと思います。
今年は戦後70年にあたり、8月には多くのテレビ番組で戦争について特集を組んでいました。その中で「戦争を体験した方々の話を直接聞くことが難しくなってきている」という言葉が多く聞かれました。私たちが、今日、こうしてお話が聞けたことは、とても貴重な経験となりました。
私たち福島県民は、東日本大震災により、長崎のみなさんとは違った形で被爆を経験しました。今もなお風評被害などが続いていますが、そんな社会に負けないよう、強く生きていきたいと思います。そして、人から大切なものを一瞬で奪ってしまう戦争が再び起きてしまわぬように、今日聞いたお話を私たちがしっかりと次の世代へと語り継いでいき、日本を平和へと導いていけるよう、努力していくことをお約束します。
本日は、本当にありがとうございました。
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