桜の聖母学院中学校・高等学校

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修学旅行1日目の感想です

原爆は爆風で人を骨にする,というイメージが目の前に浮かびました。私の背丈の5・6倍はある,いつもはまっすぐに立っている電柱も,あの一瞬でぐにゃぐにゃになっていました。風でそのような電柱が2km近く飛ばされました。「納得できない死」という言葉が私の心に残りました。兵士は本当に国のために戦いたかったのか,普通の生活を送っていた,兵士でない人は,なんで死ななければならなかったのか,戦争を始めようとか,あの国を滅ぼしたいとかと考えて実際に宣戦布告した人やそれを止めなかった周りの人や止めなかった周りの人の周りの人は,戦争をしようという人を止められなかったのか…。
当時の人は,戦争の恐ろしさや原爆の恐ろしさを知らなかったか信じていなかったか,周りに流されたのではないでしょうか。
私たちは戦争の恐ろしさを言い伝えや噂だけでなく,実際の映像や写真やレプリカ,実物大化学的な分析,敵だった国の人からの言葉などの本物を見聞きする貴重な経験をすることができました。
今日感じたことをこれから何回も考え続けたいと思いました。同じ過ちを繰り返さないこと。そのためには過ちを細かく分析し,次の世代にはそれを伝え,伝え続けるようにとも伝えること。これが大切だと思います。勉強することは,自分が理解して考えたことを人に伝えるためにすることなのかもしれないと考えました。
初の長崎料理も楽しめました。体調管理をしっかり行い,大会までの時間を人生一楽しくしたいです。
 
午前中はほとんど新幹線や飛行機,バスの中で過ごした1日だったが,とても充実していたと感じる。私は初め,この修学旅行にあまり乗り気ではなく,むしろ行きたくないと思っていた。せっかくの修学旅行なのに,戦争のお話を聞いて,お祈りをしてと「楽しい」というよりは「勉強」という気がして何となく嫌だったからだ。しかし,今日の清野さんの原爆体験を聞いて考え方が変わった。戦争の恐ろしさを次の世代へ伝えていくのは自分たちしかいないと思った。清野さんは8歳の時に原爆を経験された。8歳というまだ幼い時の記憶が今も残っているということは原爆がいかに恐ろしく,体にも心にも一生消えることがない深い傷を負っているということだと思った。戦争や原爆を経験したことがない私たちにとって,実際に経験した清野さんのお話は誰のお話よりも心に響いた。本当に素晴らしい機会を与えていただけたと思った。
原爆資料館では,見るのがつらい遺品や写真がたくさんあった。実際に原爆の被害にあわれた方の写真もあり,火傷というよりももうひどくただれ,ケロイドになっていた。1つの原爆で,人も建物も何もかも消し去ってしまう恐ろしさは経験された方しかわからないと思うし,私たちが完璧に理解することはできないけれど,伝えていくことはできるので,原爆の影響で今でも多くの方が深い傷を負っているということを少しでも伝えていきたい。
平和記念像のポーズの意味は特にないと思っていたが,天に向けている右手は原爆の恐ろしさを,左手は平和を,踏み込んでいる左足は未来へ踏み出す一歩を表しているということを初めて知った。そして胸の筋肉が十字架を表しているということを初めて知り,一つ一つの動きやポーズにちゃんとして意味があるということを初めて知った。今日,平和公園でしたお祈りが多くの方に少しでも届くといいなと思った。
4日間という短い間で,長崎のことを多く知っていきたい。明日が楽しみだ。