11月13日（金）の午後、音楽鑑賞教室を開催しました。中学生・高校生が本物の音楽に触れる機会として毎年開催している行事です。昨年は邦楽でしたが、今年は音楽の歴史を時代ごとに紹介する内容でした。講師の先生は大変有名で多忙でいらっしゃる、青島広志先生と、テノール歌手の小野勉先生にお越しいただきました。
　　　　　　　　　　　
青島先生の楽しくテンポのよいお話しに生徒達はすっかり惹きつけられ、充実した時間を過ごすことが出来ました。以下、生徒の感想です。
「中学生」
・私は、この音楽観賞会に参加して、とても楽しく音楽を聞くことができました。青島先生の面白いお話とピアノ、小野先生の力強い歌声に感動し、これからの音楽活動の参考にもなりました。特に「トゥーランドット」は聞いたことがある曲だったので、印象に残りました。また、最後のアンコール曲の「さんぽ」の際に言われた「恥ずかしがらない」ということは、キャロルコンクールでも気をつけたいです。
　
・音楽鑑賞会で、最初は眠ってしまいそうだなと思ってしまっていたのですが、予想をはるかに超えるほど楽しかったです。青島先生のお話は本当に面白かったです。ずっと聞いていてもあきませんでした。小野先生の歌声も本当に素晴らしく、一番前の席だったのですごい迫力でした。特に「魔王」は音楽の授業で習ったばかりなので、印象深いです。また、最後のアンコールの「さんぽ」のダンスも、楽しく踊れました。楽しかったし、良い経験になったな、と思いました。青島先生の楽しいお話で、音楽のこと、作曲者のことなど勉強になりました。
・音楽会で、テレビに出ている青島さんと、混声合唱団の小野さんが来たときに「すごい人が来てくれた」と思いました。ピアノを演奏する時の青島さんの指はとても速くて、一曲一曲の表現が伝わってきました。小野さんは、マイクを使っていないのに声がひびきわたって印象に残る歌声でした。私は「魔王」という曲が一番強く残っています。音楽の時間に「魔王」をやったのですが、とても恐ろしいです。音も低くて声とピアノが力強く、「恐怖」「悲しみ」という感情が出てきました。青島さんと小野さんが話す話はとても面白くて、歴史も苦手なのに自然と集中していました。音楽の時に出てくる人物の歴史が知りたいと思いました。今日、生演奏で聞いてみて、今まで以上に音楽が好きになりました。今日来ていただいた二人みたいに私も誰かに幸せや、何かを伝えたいと思いました。また音楽会をしていただきたいです。
・中学校に入って初めての音楽鑑賞教室でした。青島先生の演奏を聞いた時は、とてもきれいで感動しました。知らない曲もどのようにできたかなど説明を入れながら演奏をなさっていました。その説明のおかげで、一曲一曲理解しながら聞けたので、イメージしやすく楽しめました。個人的には「学生王子」が気に入りました。曲の物語が切なくて、今度はもっと曲の内容を調べて聞いてみようと思います。
・今回の音楽鑑賞教室で「エリーゼのために」や「子犬のワルツ」など有名な曲でも、どのようにして作られたのかや、曲の表すことについて楽しく学ぶことができたのでよかったです。また、作曲者の人たちのお話を聞いて、有名な人同士が会ったことがあったり、弟子だったりしたのは、とても驚きました。青島さんのピアノはとてもきれいで、お話もとても面白かったです。小野さんは、声がとても高くて、大きかったので、驚きました。この鑑賞会はとても楽しく、本当にいい思い出になりました。
・今日は、とても楽しかったです。「魔王」は音楽の授業で学習したことがあったので、印象に残りました。さまざまな作曲家のお話も、授業では分からない部分までお話しされていたので、いい勉強になりました。中でも「トゥーランドット」は、テレビまたは吹奏楽部の人たちがよく口ずさんでいたので気に入りました。ピアノと歌、どちらも素晴らしかったです。今日の経験は家族や友達など色々な人に話そうと思います。
・青島さんと小野さんの演奏を聞いて、とても感動しました。特に「きらきら星変奏曲」が印象的でした。色々なバリエーションで「きらきら星」が一つ一つ違う曲のようでした。また、声量や人物に合わせて声を変えて歌っていて驚きました。生で演奏を聞くことができてよかったです。
　
・今日の音楽観賞会で、「魔王」が一番印象に残りました。「魔王」は一人だけではなく、子ども、父、魔王の3人を演じて歌って、声を使い分けていたので、驚きました。特に子どもの声をやった時に、怖さが伝わってきたので、印象に残りました。ピアノを弾いた青島先生は、指先の動きがはやすぎてびっくりしました。今日、たくさんの曲を聞くことができていい経験になりました。
「高校生」
・作曲家のエピソードを分かりやすく面白く説明していただいて、作曲家の人間性など、知らなかったことを沢山知れて新鮮だった。また、自分の知識に深まりができて良かった。今はどんな曲でもCDで聴けるし、オペラをDVDで見たりできるけれど、きちんと生の演奏を自分の耳で聴き、体で感じることは大切だなと改めて感じた。今日自分が体で感じたことを大切にしたい。
・キラキラ星変奏曲を聴いて、小野さんの楽しそうに歌っている姿から「本当に音楽って素敵だな」と改めて思いました。また、トゥーランドットは今年の吹奏楽コンクールで演奏したとても思い出深い曲だったので、小野さんの歌声を聴き、その時のことを思い出しました。青島先生がピアノで伴奏していた部分を私は担当していたので、ピアノで弾くとこんな感じになるんだな、と感動しました。
・聴いたことのある曲はもちろん、聴いたことのないものも、聴いているうちにその曲や歌の世界観に引き込まれていくようでした。青島広志さんによる曲の解説は、私たちにわかるようなたとえを使われていて、聞いていてとても楽しく、面白いものばかりでした。小野さんの歌声も素晴らしく、声を聴いている間ずっと「すごい」と小声で漏らしてしまうほどでした。今日過ごしたこの時間はとても有意義で楽しかったです。
・音楽鑑賞教室であの青島広志さんに会えるなんて思ってもいませんでした！私は青島さんの出演する「題名のない音楽会」や「世界一受けたい授業」などの番組はいつも観ています。今日のお話しでは面白く、あまり音楽家にも詳しくない私でもわかるように簡単に説明してくれたのがとても楽しかったです。また、小野さんの美しい歌声は、音楽大学に入りたくなるようでした！
・今回の音楽鑑賞教室で有名な音楽家達の今まで知らなかった意外な面やエピソードを聞くことができてとても勉強になりました。バッハには2人の女性がいて子どもは23人だったことや「エリーゼのために」にのせられた意味など、とても興味深かったです。青島さんの語りに引き込まれ、小野さんのテノールに感動しました。特に「魔王」の迫力が凄く、鳥肌が立ちました。私が今まで持っていた「音楽」への概念をすべてひっくり返してしまうような、とても楽しい有意義な時間でした。