桜の聖母学院中学校・高等学校

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【緊急】校長メッセージ

校長メッセージ
在校生、ならびに平成23年度に入学される方々、保護者の皆様、そして桜の聖母を温かく見守ってくださる全ての皆様にご挨拶申し上げます。
この度の東北地方太平洋沖地震により被災され、あるいは今に至るまで不自由な、また心配に満ちた生活を送っていらっしゃる皆様方のことを片時も忘れず、修道院で祈りを捧げております。また、学校を片づけたり、微力ながら被災者の方々のお世話をしたりしながら、今日までの20日あまりを送ってまいりました。生徒ならびに保護者の皆様のご無事は割合早い時点で確認できましたので、その後、学校をあげて取り組んでまいりましたことは、安全な状態での学校の再開でした。建物の倒壊やガラス窓の破損といった顕著な被害はありませんでしたが、第一に懸念されたのは水回りです。屋上に設置していた高架水道タンクが破損しており、修繕不可能な状態でした。いずれタンクそのものを交換しなくてはならないのですが、現時点では安定して水を供給できるところまで回復しております。第二に懸念されるのは原発事故の影響による、通常を上回る放射能値です。これに関しては、福島県災害対策本部で測定・公開している資料に随時目を通すとともに、別の情報源からも情報を得て先行きを判断しております。
その結果、3月15日以後、顕著に減少し続けている放射能値が、原発に関する新たな展開で跳ね上がるというような事態が生じない限り、4月5日の始業式、6日の入学式を予定通りに挙行することに決定しております。まだまだ放射能値を心配される方々もおありとは思いますが、長期の休校により生徒たちが精神的な安定を失ったり、勉学に対する意欲を無くすリスクの高さをも考慮した上での結論です。ただし、JR在来線の復旧状況も勘案して7日(木)から13日(水)までは家庭学習日とし、課題を与えることにいたしました。4月14日(木)から授業を再開する予定ですが、当面屋外での活動を避けて、授業や行事を進める予定です。今回の災害から立ち上がり、新しい日本のあり方を考えられる生徒を育てていきたいと、教職員一同思いを新たにしております。
どうぞご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。なお、急な変更はホームページにアップしておりますので、ご覧いただけましたら幸いです。
神様の深いあわれみと豊かな祝福を、皆様方お一人おひとりの上に祈ります。
桜の聖母学院中学校・高等学校 校長 遠藤 静子