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【東日本大震災ともしび会】 平成25年度収支報告について
東日本大震災ともしび会をご支援くださいました皆様へ
月日が流れるのはとても早く、ともしび会発足(2011年6月)以来、3年が経ちました。
この間、皆様方からお寄せいただきました善意溢れるご厚情に心より感謝申し上げます。
平成25年度中にお寄せいただきましたご寄付の総額は5,262,154円に上りました。
また平成25年度中に生活支援をさせていただきましたのは、
短大生11名と児童1名の合計12名でした。
昨年に引き続き、月額8万円の生活支援金給付を継続しておりましたことをご報告申し上げます。
平成25年度の収支につきましては、別表によりご報告させていただきます。
平成26年度は、短大生9名と児童1名を対象に
本会からの生活支援を継続させていただいておりますので、
今後ともご支援をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。
ここに支援くださっている方々からのお便りと
就学支援を受けている学生の近況と御礼の手紙を掲載させていただきます。
◇ 支援者の声 ――――
御地も緑が深くなって美しい季節のご様子昨年のツアーでお訪ねした福島の山々の景色を思い出しつつ
本当に放射能さえなければ・・・との思いが募ります。
この度、私がともしび会のお手伝いをさせていただきたいと思いましたのは、
現在主人が国家公務員の一人なのですが、復興のために減額されていた給与が、
まだまだ復興には道遠いにもかかわらず4月から元に戻ったからです。
国が復興に使わないのなら、本当にわずかですが、
個人で何かお役に立てさせていただきたいと思いました。
そして何よりも、決して原発の事故を忘れてはいけないと思ったからです。
震災は天災ですが、原発事故は人災です。
これは、東京電力の電気を使って生活している私達の責任でもあります。
この苦しみの中で若い方達を育てていらっしゃるともしび会のお手伝いをさせていただけたら幸いです。
毎日「御国が来ますように・・・」と祈っている私たちですが日本の現状を前に無力を感じるばかりです。
希望を失うことなくできることをしていきたいと思います。
どうぞ、皆様の尊いお働きを神様が豊かに祝福してくださいますように?心を合わせてお祈りしつつ・・・
◇ 支援いただいている学生から感謝の声 ――――
ごきげんよう。私は、こども保育コースで保育について勉強しています。
楽しく温かい雰囲気のクラスと友達に囲まれながら、充実した日々を送っています。
時はさかのぼり、2011年3月11日。このとき私は高校2年生に進級するときでした。
東日本大震災で私と母が暮らしていた家が全壊になり、住むことができなくなってしまいました。
避難所から帰ってきてから現在も離れの祖父母の家で一緒に暮らしています。
高校生の時は県教育委員会の方から、震災特例の奨学金の援助を受けながら、
高校に通うことができ、無事に卒業することができました。
高校を卒業した後、進学できるのかという迷いもありましたが、
桜の聖母短期大学で学びたいという気持ちが強くあり、
進学を決意したあの時の気持ちを今も忘れることはできません。
そして、短大の方からも学費を免除していただきながら、毎日通って学びを深めています。
毎月頂いているお金は、主に生活費や通学に必要な電車と
バスの定期券の購入に使わせていただいています。本当にありがとうございます。
短大での生活は残り一年を切りました。
私は、こども保育コースでこれからの日本や福島を作っていく
未来ともいえる子供たちについて学んでいます。
コングレガシオン・ド・ノートルダムの学びを子どもたちと関わっていく仕事に就き、
福島の復興へと少しでも役に立つことができればと考えています。
たくさんの方々からのご支援をいただきながら、充実した毎日を過ごせていることに感謝しながら、
日々、成長して行きたいと思います。
桜の聖母短期大学生活科学科こども保育コース2年在学生より
あらためまして、皆様のご厚情に感謝申し上げますとともに、
皆様の上に神様の祝福が豊かにありますようにお祈り申し上げます。
心より感謝をこめて
2014年7月18日
東日本大震災ともしび会 実行責任者 柴田香代子