桜の聖母学院

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NEWS

【東日本大震災ともしび会】 令和元年度収支報告について

東日本大震災ともしび会をご支援くださいました皆様へ


 新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、日本でも全国的に感染者が増大し、国を挙げて感染拡大防止に向けた自粛等により、皆様方の生活や諸活動におかれましても不安を抱えた日々をお送りのこととご拝察申し上げます。また、昨年度は全国各地で地震や台風19号等による風水害など天災が数多く発生しました。被災に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。


 さて、平成31(令和元)年度の収支状況及び活動状況をご報告させていただきます。別紙のとおり、平成31(令和元)年度中に皆様からお寄せいただきましたご寄付の総額は、2,347,509円に上り、前年度からの繰越金等を含め24,622,902円の収入でした。支出につきましては、短大生5名に対して月額8万円、総額で4,800,000円の生活支援を行い、事務経費等を含めて4,955,971円の支出となりました。令和元年度末での残金19,666,931円は、繰越金として令和2年度の支援事業に引き継いでおりますことをご報告申し上げます。皆様方からお寄せいただきました温かいご支援に対しまして、心より感謝申し上げます。


 ともしび会は、発足(2011年6月)して9年が経過いたしました。本会は、この9年の間に34名に上る卒業生に対して支援を行い、上位学校への進学や保育士、栄養士などの社会人として各界に送り出してまいりました。今年は、東日本大震災が発生して10年という節目を迎え,落ち着きを取り戻してきたとはいえ、東京電力の福島原子力発電所の廃炉作業は遅々として進まず、汚染水を保管しているタンクの許容量が限界に近づき、新たに海洋投棄等の問題が生じており、帰還困難による避難の継続や新たな風評被害の発生等、日々の生活に不安な影を落しているのも事実です。これらのことから、未だに支援を必要としている学生がいるという現実を踏まえ、もうしばらくの間は、本会の活動を継続して行く所存でおります。


 なお、令和2年度は、6月1日現在で短大生6名を対象として生活支援を継続させていただいております。支援対象者は9年を経た今でも増減を繰り返しておりまして、先に述べました通り復興とは長い道程であることを再認識すると共に、これからも支援を必要とする学生のための活動に継続してまいりますので、今後ともご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


 最後になりますが、収支報告と共に本年度も支援をいただいた学生によるニュースレターを作成しましたので、ここに掲載させていただきます。

■令和元年度東日本大震災ともしび会収支決算
■令和元年度ともしび会ニュースレター