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クリスマスのご挨拶
「闇の中を歩む民は大いなる光を見た」(イザヤ9章)
クリスマスと新年のお慶びを申し上げます。
3.11から1年10か月となりましたが、ともしび会をお支えくださいましたこと、心から深く御礼申し上げます。放射能は人々に分裂の苦しさを齎しましたが、皆様の温かな善意は、被災して悲嘆に暮れていたこどもたちの未来への希望の光となりました。今年度は四名が学費の免除の他にともしび会より生活費の援助をいただいています。
短大英語科の一人の学生は東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い居住地が避難区域に指定され、父親は失職、家族は分散することを余儀なくされました。本人は退学することを考えましたが、ともしび会からの援助を受け、今は、四年制大学編入を目ざして学業に専念し、アフリカを支えるNPOで事務局員のボランテイアも行っています。
短大生活科学科食物栄養専攻の学生は、実家が津波に流され、アルバイトで生活を支えていましたが、ともしび会の援助を受けることで、学業に専念できるようになり、栄養士の資格取得を目指して充実した学生生活を送っています。
震災で住宅が半壊した小学部三年生の児童は、逞しく、明るく、元気に学校生活を送っています。
このように皆様からお寄せいただきました浄財は彼女たちの人生に大きな光となりましたことをご報告させていただきます。
心からの感謝をこめて
2012年12月25日
桜の聖母学院
東日本大震災ともしび会実行委員一同
代表 柴田香代子cnd