桜の聖母学院中学校・高等学校

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【中・高】卒業生加藤朋栄さんのベラルーシ訪問のお話をうかがいました

1月22日、朝礼時に中学生全員が、1校時に高校2年1組が、英語科の卒業生で桜の聖母短大2年生の加藤朋栄さんのベラルーシ訪問のお話を伺いました。福島市の「市民放射線先進地視察団」の一員に選ばれた加藤さんは、昨年11月、チェルノブイリ原発事故(1986年)の際にホットスポットになってしまったベラルーシ南東部を訪問した時の様子や感じたことを、分かりやすい言葉で伝えてくださいました。
以下は、高校生の感想文からです。
加藤さんのお話を聞いて、ベラルーシの現状を知ることができました。何より驚いたのは、国民の9割が原発推進派だということです。また、国の圧力がかかっていることを知って、現実は悲しいものだと思いました。子どもたちに被曝の教育をしたり、内部被曝を少しでも避けるために年間24日間も親元を離れる保養プログラムを行っているのに、新たに原発を建設したり、反原発の意見を持てずに政府の顔色をうかがいながら生活するのはかわいそうだと思いました。…福島も風評被害などを受けましたが、私たち若者がこれからの福島を盛り上げていけたらいいと思います。
質問に対して的確に答え、さらに色々と付け加えてくださった加藤さんに、「すごい!」と感じました。また、おっしゃっていた「理想の女性像」にも憧れを抱きました。
内容から言えば、良い意味で予想を裏切られました。(あんなに簡潔で分かりやすいものだと思わなかったので。)
無償での医療提供を含めた内部被曝者へのサービスは社会主義国の良い点ですが、脱原発の声を公に出せないというのはあまり恵まれていない状況だと感じました。正直なところ私は、放射線量や内部被曝はあまり気にしていません。しかし、反対したくても反対できないベラルーシの人たちの気持ちを考えると、発言する義務があると思いました。